根本和馬のプロフィール
医経統合実践会 主催 / 経営コンサルタント
略歴
2005年 | 歯科医院専門のコンサルティング会社に入社 |
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2007年 | 歯科界最大規模の新人研修「歯科医院新人スタッフ研修」講師就任 |
2008年 | 仕事美人を育成する通年セミナー「歯科医院新人スタッフ育成塾」講師就任 |
2009年 |
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2011年 |
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2012年 |
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更に根本を詳しく知りたいという方へ
1.医療従事者を志した理由
私自身がセミナー講師を務めると同時に、自らの勉強のために、様々なセミナーに参加します。その際に参加者同士で名刺交換をした際に
「クリニック専門のコンサルタントって珍しいですね。そういう仕事が存在している事も、初めて知りました」
と、よく言われます。確かにクリニックに特化したコンサルティング会社というのは、日本中でもかなり珍しい存在だと思います。
同時に、このようにもよく聞かれます。
「どうして、クリニック専門のコンサルタントになろうと思ったのですか?」と。
実はこれは私の幼少期に理由があります。私は2歳から喘息を発症し、幼い頃は発作を起こしては病院に通院(酷い時には入院)するという生活を繰り返していました。当時から医療機関には患者として深く関わっていたのです。
医療従事者を志す方の中には、私と同じように「自分が小さい時に病気で苦しんだから」とか「家族が重い病気で苦しんできたのを見て、病気で苦しむ人の力になりたかったから」という方が多いと思います。私も同じような理由です。
恥ずかしい話ですが、小学生のある時期には「医師になりたい」なんて思っていた頃もありました。しかしこのページをご覧の先生のように、勉強が出来る訳でも、猛烈に努力をする事もありませんでしたので「夢や目標」というレベルに到達する事もなく、諦めてしまったのですが。
自身のそのような経験から、今でもクライアントの院長先生とお話させて頂く際には「この先生は、小さい頃から血のにじむような努力をされてきたからこそ、今のお姿があるのだ」という尊敬の念を持っています。
心の片隅で「医療従事者になりたいな」「困っている人の力になりたいな」という気持ちを抱いたまま大学の心理学科を経て、精神保健福祉士という精神疾患を持たれている患者様やご家族のサポートをするための資格取得のために1年間専門学校に通学後、国家試験を経て、2003年に横浜市にある精神科病院に入社しました。
入社後、初の社会人生活という事もあり、私は意欲的に仕事をしていました。土日や仕事時間以外の時間を使って「こういう点を改善すれば、もっと病院は良くなる!」的なレポートを書いて、上司に提出していました。
しかし何度提案しても、それらの提案が受け入れられる事はありませんでした。
今でこそ「あの時、もっとこういう風に振る舞っていれば、もっと提案は聞き入れて貰えたかも知れない」と反省する事が出来ますが、当時の私は若気の至りから、
「結局、病院という組織は固くて古い組織で、内部から変えるのは難しい。それなら外部からアドバイス出来るコンサルタントのような仕事に就きたい」
と思うようになりました。
そのようにして、病院入社から約2年半後、アルバイトの求人雑誌で歯科医院専門のコンサルティング会社の「事務パート募集」という求人広告を見つけ、社長宛てに履歴書と共に「タダでも良いから働かせてほしい。社長の目から見て“この人材は役に立つ”と思ったら、その時から時給を発生させて欲しい」という内容を書いた手紙を同封しました。
2.死ぬかと思った修業時代
履歴書だけでなく手紙も同封した事で熱意が伝わったのか、晴れてコンサルティング会社の事務スタッフとして2005年8月から入社する事が出来ました。この会社は、2005年1月に代表が創業(正確には先代からの継承なのですが)したばかりの会社で、私は「正社員第1号」として、第2のステージを歩み始めました。
入社後、半年位はお客様情報の登録や商品の発送などをしていましたが、その後、コンサルタントとしてクライアント様を担当させて頂く事になりました。
「コンサルタント」と聞くと、ビシッとスーツを着て、パワーポイントを駆使しながら、カッコよくプレゼンしているイメージがありますが、少なくとも私が経験してきたコンサルティングはそのようなものではなく、もっと泥臭いものでした。
クリニックというのは「院長以外は皆、女性」という特殊な業種です。必然的に多くの院長はスタッフとの関係に悩むのです。
- 「何でこんな簡単な事が出来ないんだ!」
- 「一体、何度同じミスをすれば気が済むんだ!」
- 「この前言ったばかりなのに、同じ事を何度も聞いてくるなよ!」
- 「あのスタッフ、またこの機械壊しやがった!」
- 「こんな事、言われなくたって分かるだろ!?空気を読めよ!」
- 「やる気無さそうな顔で仕事するなよ!」
- 「言われる前に仕事をするどころか、言われた事さえ、しっかり出来ないのか!」
- 「突然辞めるなよ!」
このような感情をスタッフに対して持ちながら日々の診療をしているのが、多くの院長の現実だと思います。
そしてそのような院長の感情を受けているスタッフ達が、院長に対してプラスの感情を抱いている筈がありません。スタッフも院長に対して、
- 「ちゃんと挨拶くらいして欲しい!」
- 「診療時間が始まったら、診療を始めて欲しい。遅れて来ないで欲しい」
- 「何も言わないので、何を考えているか分からない」
- 「患者さんにイライラした態度を見せないで欲しい」
- 「患者さんの前でスタッフを怒るのを止めて欲しい」
- 「給与明細が遅れるのが困る」
- 「残業や有給について、ちゃんと説明して欲しい」
- 「言ってる事とやってる事が違うので信用出来ない」
などのようなマイナスの感情を抱いています。
多くの医院はこのような院長とスタッフ間の信頼関係の崩壊により、業績の低迷や高いスタッフ離職率を引き起こしているのです。
そのような問題を解決、改善するためにコンサルティングのご依頼があるのですが、多くの院長、スタッフは上記のような感情をお互いに抱えていますから、それぞれのお話を聴いた際には、想像も出来ない位のマイナスオーラをコンサルタントが受ける事があります。
時にはスタッフとの個人面談の際に「根本さんに色々相談しても、全然院長が変わらないですよ。これじゃコンサルティングとか個人面談の意味が無いんじゃないですか?何も変わらないなら、根本さんに支払っているコンサルティングの費用を、私達スタッフに配分して欲しいです」などと言われる事もありました。
一方、院長に「スタッフ面談で“院長が患者様の前でイライラするのを止めて欲しい”という声が出ましたので、院長先生にも言い分はあるかと思いますが、患者様の前ではイライラの感情を出さないように気を付けて下さい」とお伝えすると(※実際にはこんな短絡的なアドバイスはしません。「なぜ怒るのか?」「何を改善すれば、怒らないようになるのか?」などを話し合います)、「僕は怒ってなんかいない!僕は僕なりに頑張ってるんだ!」と私に対して怒り出し、院長室から出て行ってしまう事もありました。
このような「泥臭い」コンサルティングの中で、次第に院長とスタッフとの間に信頼関係が生まれ、業績向上や離職率の低下が実現していくのです。
しかし最初に抱いていた「コンサルタント」「コンサルティング」というイメージから、あまりにかけ離れているので驚くと同時に、かなり大変な思いをして日々のコンサルティングをしていました。
3.独立へ
一社員としてコンサルタントとして活動し始めた頃から、私の中で「お客様は経営者なのだから、もっとお客様のお気持ちをご理解するために、自らが経営者になる事が大切なのではないか?」と思うようになりました。
このような理由から入社後比較的早い時期から「将来は起業しよう」という目標を設定し、それに向けて活動を開始していました。
結果的に私が尊敬する幕末の志士・坂本龍馬の誕生日でもあり命日でもある(2011年)11月15日に、勤務していた会社のミッションであった「無限の人に無限の気付きと無限の豊かさを与える」という思いを込めて「アンリミテッド」という名前の会社を創業しました。
2012年12月現在、これまで共に歩んで下さったクライアントの皆様、私の留守を支えてくれる優秀なメンバーのおかげで、多くのコンサルティングのご依頼を頂き、1年以上お待ち頂く医院様もございます。
これからもひとりでも多くの医療現場で働く方々に「無限の気付きと無限の豊かさを与える」コンサルティング、セミナー、商品をご提供出来るように頑張りますので、よろしくお願い致します!
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