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スタッフのモチベーションアップ

成功事例集

定期的に交流会を開催する

「診療時間」とは「診療をする時間」ですので、院長を含むスタッフ同士の会話の内容の殆どは、診療に関するものになります。

では、診療以外の内容の会話はいつするのかと言うと、「そんなの無い」または「診療時間外にちょっと」というクリニックが多いのではないでしょうか。

現実的に、それは仕方がありません。
スタッフにしても「仕事が終わったら、さっさと帰りたい」が本音でしょうし、
そんな中で、院長が「ところでさ・・・」と世間話を始める事で、テンションが下がる事はあっても、上がる事は決してありません。

しかし「飲ミニケーション」という言葉があるように、診療以外の時間や場所で、スタッフとコミュニケーションを取るのは、それはそれで大切です。

ですので、多ければ3か月に1回程度、せめて半年に1回は院長、スタッフで食事(飲み)会(以下、交流会)を開く事をお勧めします。

ちなみにこの交流会ですが、遅くても1か月前には告知した方が良いです。
ある日突然「今日、皆で食事しようか」と言われるのは、用事がある場合が殆どですし、元々そういう予定(モード)では無い中で、そんな事を提案されても、嫌がられるだけです。

「何月何日の何時から何時まで、どのお店で交流会をするのか」という事を、1か月前には告知する事をお勧めします。

次に、これはある程度、大人数(10人以上)のクリニックである事が前提ですが、席の配置は、くじ引きがお勧めです。

そうしないと、クリニック内でも交流のある者同士や、勤務年数や年齢が近い者同士が、交流会でも隣合わせになり、クリニック外での交流会をする意味が半減します。

クリニック主催における交流会は、普段あまりコミュニケーションを取らない他職種や、年齢差があるスタッフ同士で交流を図るからこそやる価値があるのです。

尚、新人歓迎会の場合には「@@さん(新人)に質問したいこと」を予め院長、既存スタッフから集めておき、当日はそこから選ばれた質問に新人スタッフに答えてもらう形にすると、新人を巻き込んだ会になりますのでお勧めです。

逆に言えば、そのようにしないと、元々交流があるスタッフ同士で会話が盛り上がり、気が付いたら、新人がポツンとしていた、なんて事になりかねず、そうなると何のための新人歓迎会なのかという事ですのでくれぐれも注意して下さい。

ヘッドハンティングや紹介における注意点とは?

少子化によって、現在は良い人材の確保がかなり困難な状況です。

応募自体の反応について「昔は求人雑誌に広告を出したら、20人~30人は応募があったもんだけどなぁ・・・」と遠い目をして語られる院長先生は、決して少くありません。

そのような状況ですから、学校に求人を出したり、ハローワークや求人広告などの、どこのクリニックでも出来る募集方法、つまり「待ちの採用」だけでなく「攻めの採用」が必要です。

その「攻めの採用」のひとつに、ヘッドハンティングや紹介などがあります。

例えば既存スタッフが「私の友達が職場を探しているんですが・・・」という形も紹介と言えますが、このようなヘッドハンティングや紹介という形で採用しようとした場合、本来であれば「一次面接→二次面接→体験入社」という流れで採用する筈が、そのようなものをすっ飛ばして採用してしまう事があります。

しかしそうなりますと、実際に働いてみて「え!?こんな事も出来ない(分からない)の!?」という事が判明した際、非常に気まずい思いをする可能性が高いです。

そうなる事を回避するためには、ヘッドハンティングであっても、紹介であっても、通常のスタッフを採用する流れと同じ形で面接をする事です。

特に院長先生があるスタッフをヘッドハンティングした場合などは、それだけで「●●さんは院長のお気に入りだ」と、既存スタッフ間に拡がり、それは決してプラスに作用しません。

もし院長先生が何かのきっかけで「この人にうちのクリニックで働いて欲しいな」と、ヘッドハンティングを考えられている場合には、既存スタッフ数名に「○○さん(既存スタッフ)の目で、●●さん(ヘッドハンティングを考えている人)を判断して欲しい」と、事前に巻き込んでおく事が大切です。

そのような正式な流れを踏めば、ヘッドハンティングや紹介は「攻めの採用」として、有効な方法のひとつと言えます。

人口減少に伴い、良い人材の採用がかなり困難になっています。
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条件が不明確だと採用に苦しむ

先日、あるクライアントの歯科衛生士の二次面接に同席させて頂きました。

医院側が色々とお聞きした後「何か◯◯さん(応募者)から、私達に聞いておきたい事はありませんか?」と質問した際、この応募者の方から「この医院は賞与はいつから支給ですか?」というご質問がありました。

面接の際に条件面を聞いてくる応募者は、決して好印象ではありませんが、それでも従業員にとって「勤務時間と給与」は重要です。このような事を聞いてくるのも自然と言えば自然です。

このクライアントは、勤務条件をしっかり確立されているため、この応募者の質問に淀みなく答えられていましたが、医院からの回答後、この応募者の方が「すみません、母から賞与について確認してこいと言われたものですから・・・」と、少し恥ずかしそうにしていたのが印象的でした。

この応募者の方は、クライアントからの質問にスラスラと答えており「新卒(まだ年齢が若い)割には、しっかりしている」という評価だったので、おそらく採用になるかと思いますが、今回の二次面接の同席で私が感じたのは「条件面を曖昧にしているクリニックは、これから更に採用に苦しむな」という事です。

院長のモチベーション=スタッフのモチベーション

経営者と従業員、一般的に考えれば、仕事に対して意識が高いのも、職場に対しての当事者意識が強いのも経営者です。

それはもちろんクリニックにおいても例外ではありません。
基本的に院長のモチベーション以上にスタッフが上がる事はありません。

そう考えると、スタッフの仕事に対してのモチベーションを上げるためには、まずは院長自身がモチベーションを上げる事が不可欠です。

院長が、朝、寝坊をしてきて、診療が始まるのが遅くなったり、予約表を見て「こんなに予約入っているのかぁ・・・」という姿を見て、スタッフのモチベーションが上がる事は決して無いのです。

もちろん私も時には疲れていたり、やる気が減少する事もありますので、上記は自戒の念を込めて書いているのですが、私達経営者の背中をスタッフはよく見ているのだという事を忘れてはいけませんね!

「どうしたら、それが出来るか?」を考える環境を作る

これは私自身もそうですが、多くの人は変化を嫌います。「こっちの方が良いかな?」と、別の方法を思い付いても、

・まぁ、でも別に困っていないから
・忙しいから、また今度にしよう
・これだけお金がかかるんじゃ無理かな
・スタッフが少ないから、今は無理かな

などなど、出来ない理由、やらない理由を挙げて、変化せず、現状を維持しようとします。

しかし、これから3年後、5年後、10年後の単位で考えた時に、現状維持が如何に衰退の道を進んでいく事になるのかは、誰でも簡単に予想出来る事です。

しかし、殆どの人が変化を恐れている・・・
そのような矛盾の中で大切なのは、常日頃から「変化の重要性」や「やらない理由を挙げるのではなく、”どうしたらそれが出来るのか”を考える事が大切」という事を、院長やチーフスタッフが伝え続ける事です。

それによって、スタッフ同士で、下記のようなメッセージを伝え合うクリニックが次第に創られていくのです。
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見学、面接で得たい結果とは?

新人が入社する前には、必ず入社面接があります。
※面接に力を入れているクリニックの場合は、面接の前に医院見学を実施しているところもあります。

このような見学や面接でクリニック側が得たい結果とは何でしょうか?
それは優秀な応募者に「このクリニックは良い!私もこのクリニックの一員になりたい!」と思って頂く事です。

今年の4月に正社員として入社が決まっており、現在は週4日のアルバイトスタッフとしてアルバイトに来られている大学生の方がいらっしゃいます。

この方と個人面談を実施した際「実は私はある産婦人科クリニックに内定を貰っていたのですが、内定を辞退しました」というお話がありました。

「なぜ、内定を辞退されたのですか?」と聞いた私に、この方は「面接時に面接して下さったスタッフの方が”うちの職場は女性職場ですから、色々と難しいですし、中には恐い先輩もいますけど、大丈夫ですか?”と言われて、その時は”大丈夫です”と答えましたが、後々、不安になってきて、辞退しました」と、答えて下さいました。

応募者に甘い事だけでなく、社会人として、医療従事者として、プロフェッショナルとして、厳しいメッセージを面接時に伝える、という事はとても大切ですが、だからと言って、この産婦人科クリニックの面接スタッフの言い方は、如何でしょうか?

このような事を言われて、応募者が「ここで働きたい!」と思うでしょうか?

甘い事だけ、ありもしない嘘を言うなどは、決してしてはいけませんが、見学や面接に臨む際には「良い人材に”ここで働きたい”と思ってもらえるような立ち振る舞い、対応、質問をしよう」という共通認識が既存スタッフにある事が、とても大切なのです。

スタッフが自主的に意見や改善を出してくるようになるには・・・ その2

「スタッフ自ら意見を出したり、行動して欲しい」と思いながらも、スタッフはそのような行動をしてくれない・・・というクリニックは多くあります。

もちろんそのスタッフ自身のやる気の問題もありますが、院長がやる気を殺いでしまっている場合も多々あります。

例えば”口では任せると言いながら、何でもかんでも口を出してくる”と、スタッフに思われてしまうと、スタッフが自主的に発言したり、提案してくる事はかなり難しいです。

仮に院長の中で「何でそんな発想するんだ?ちょっと考えれば分かることだろ!」と思われる内容を提案したり、実践したとしても、それをそのまま伝えてしまうと、本来得たかった「スタッフ自ら意見を出したり、行動して欲しい」という結果が得られなくなってしまいます。

そのような事が起きないためにも「こういう点は凄く良いね。でも、ここをもっとこうすると、更に良くなると思うよ」という姿勢である事が大切です。

スタッフに任せられないと、何でもかんでも院長がやらなくてはならなくなり、時間がいくらあっても足りなくなります。
ぜひ「任せ上手」になって下さい!

スタッフが自主的に意見や改善を出してくるようになるには・・・

「うちのスタッフも、自分からどんどん提案してくれるようになってくれたらなぁ」

このように思う院長先生はとても多いです。
では、どうすれば、このように「院長が色々と指示をしなくても、自主的に考え、行動するスタッフ」に育つのでしょうか?

ある程度の信頼関係が作られている事が前提ではありますが、そうなる大きな要因は「スタッフからの意見や提案を”出来るだけ早く”実現してあげる」という事です。

スタッフから意見が出た際「ありがと。じゃあ、考えておくから」と言ったっきり、そのままにしてしまうと、スタッフは「私の意見はどうなったのかな?どうして、その後、何にも言ってくれないんだろう?もしかして、院長を嫌な気持ちにさせてしまったのかな・・・」と心配になり、その後、何も言ってこなくなるという事が、クリニックでは往々にしてあります。

そうなると、意見を出したスタッフがスタッフルームで「私、院長にこういう提案したんだけど、その後、何の反応も無くてさ、どうして何も言ってこないの!?」という疑問を投げかけ、それを聞いていた他のスタッフが「意見を出しても、そうなるんだったら、言うの止めよう」という気持ちになる可能性が非常に高いです。

院長先生は、歯科医師業務だけでなく、その他、多くの業務に追われていますので、忘れてしまう事も致し方ない部分もありますが、スタッフから色々と意見や提案が出るようなクリニック創りのためには「スタッフからの意見や提案を”出来るだけ早く”で実現してあげる」という事が不可欠ですので、ぜひ実施して下さい!

スタッフの誕生日を盛大にお祝いしよう!

昨日お伺いした内科クライアント様で、ちょうどスタッフ様のおひとりが誕生日で、お昼にお祝いをされていました。
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このような可愛らしいケーキでお祝いされているスタッフ様の嬉しそうな表情を拝見出来て、私もとっても幸せな気持ちになりました。

まずクリニックで誕生日をしっかり把握されていて、このようにお祝いされる事に、このクライアント様の雰囲気の良さ、チーム力が伝わってきます。

あとは、院長をはじめ、スタッフ一同からお祝いの言葉と「あなたと働けて良かった」というメッセージが込められた色紙を用意し、それを単に渡すだけでなく、その場で、ひとりひとり読み上げる形も、とても良い雰囲気になりますのでオススメです。

ぜひやってみて下さい!

パソコンスキルを上げよう!

今は何でもかんでもデジタル化の時代です。

パソコンスキルを上げる事で、業務スピードが上がります。例えば、印刷する際、マウスを使って、印刷マークのアイコンをクリックして…とやるよりも、Ctrl(コントロール)キーと「P」を押す事で、すぐに印刷画面が表示されます。

このような事も含めて、スタッフはパソコンスキルを上げる事が大切です。
ただしこれは院長はパソコンに強くなくて良いという訳ではありません。

と言うのも、私のクライアントでもパソコンスキルが高い院長の下には、パソコンスキルが高いスタッフが集まる傾向にあるからです。

「いやいや、もう自分は年だから、パソコンなんて良いよ」と言わずに、ぜひ積極的にそのような世界に飛び込んでいく事が大切です。

私のクライアントでは、院内のプロジェクトをLINEでコミュニケーションを取る事で、進めているクリニックがありますが、先日院長先生が「どんなやりとりをしているのか把握したいので、私もLINEのメンバーに入れて下さい」とおっしゃっていました。

そのような積極性が素晴らしいですね!

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