1049

スタッフ採用

前職、クリニック勤務だった応募者に絶対確認したいこと

「先生、経験者は即戦力になりますから、採用するなら経験者にしましょう!」

多くのスタッフはこう言います。

しかし私の経験では、経験者だからと言って、自院の即戦力になるとは限らないです。

「他科ならともかく、自院と同じ診療科目なら安心なのでは?」

このように思われるかも知れませんが、同一診療科目であっても 即戦力とは限りません。

それどころか前職が同一診療科目だからこそ、変に知識や経験があることで、

「前の職場では、こんなことしてなかった」

と反発したり、自身の判断で業務を簡略化する可能性もあります。

それに加え、他のスタッフに

「なんでこのクリニックはこういうことやるんですか?
こっちの方が楽で良いじゃないですか」

などと、院内をかき乱す可能性もあります。

人は弱い生き物です。優しい言葉、甘い言葉に人は釣られるものです。

ですから、先月までは良い状態だったクリニックが、この1ヶ月に入ってきた経験者の新人スタッフによって、大きく雰囲気を乱された、なんてこともあります。

そのようなことを防ぐため、入社面接時に

「●●さんは当院と同一診療科目のクリニックでの勤務を経験されていますが、当院には当院の考え方や、やり方があります。

もし採用になったら、過去のご経験はリセットして、また一から学び直すことが出来ますか?」

と、しっかり確認された方が良いです。

それに加えて、以前勤務していたクリニックの一日の来院人数も確認しておくと良いです。

例えば自院の一日の来院人数が100人であるのに対して、以前の勤務先が30人であったなら、かなり高い確率で自院ではついて来れないです。

自院が100人のところ、前職が85人という感じでしたら、まだ大丈夫だと思いますが、70人以下という回答でしたら黄色信号(不採用通知)を発動された方が良いかと思います。

70人~85人程度でしたら、半日、または一日体験入社で当院の一日の診療の様子を見てもらい、改めて二次面接をしても良いかも知れません。

働く側が完全に売り手市場の現代において、なかなか選べる状況ではないと思いますが、ぜひご参考下さい。

お申込み受付中

医経統合実践塾

ご相談はこちらから

045-548-4106

  1. ライン