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クリニックのブランド力を上げる

クリニックのブランディング

細部へのこだわりがブランドになる

今後益々増えるであろうクリニック業界の中で、増患という意味でも、採用という意味でも選ばれ続けるクリニックであるために大切なことは「自院をブランド化する」ということです。

「自院をブランド化する」とは「自院のこだわりを明確にし、打ち出す」ということになりますが、そのこだわりを細部まで行き渡らせることが出来るかどうかが重要です。

「神は細部に宿る」は、私が好きな表現のひとつですが、長く多くの人々に愛され続ける企業も人も、細部へのこだわりを大切にしています。

実は私はディズニーファンですが、ディズニーは細部へのこだわりの象徴のような企業と言えます。

※ちなみにどの程度のファンかと言いますと、例えば「●●味のポップコーンが食べたいなぁ」と言われたら、すぐに「あぁ、それならこの辺にあるから行ってみよう」と、地図を見なくても答えられる程度のファンです。伝わりましたか?(笑)

それこそディズニーの細部へのこだわりをひとつひとつ紹介していると、いつまで経ってもこの文章が終わりませんので、例えばひとつ紹介しますと、ディズニーシーの中で、圧倒的な人気を誇るアトラクション「トイ・ストーリー・マニア!(以下トイマニ)」があります。

基本的にディズニーシーは朝8時に開園しますが、開園と同時に、ほぼ90%以上の人はトイマニに向かいます。

そこでファストパスを取るか、その場で並ぶかは、その人達のその日のスケジュールによりますが、前述したように9割以上の人がまず駆け込む位に人気のアトラクションです。

もちろんこのアトラクション自体が面白いというのがありますが、細部へのこだわりのひとつとして、朝に行っても昼に行っても、キャスト(働いている人のことです)は、ゲストに対して「こんばんは」と挨拶します。おそらくアトラクションの設定自体が夜だからでしょう。

ぜひ今度トイマニに行かれた際は、キャストのゲストへの挨拶の仕方をよく聞いてみて下さい。真昼間に行っても、元気よく「こんばんは!」と声を掛けてくれることと思います。

たかが挨拶、されど挨拶です。そして私のようなファンは、このような細部へのこだわりに「やっぱ、すげーな」と魅了されるのです。

そして、そのような積み重ねがブランドとなり、近隣にクリニックが出来ても、そのクリニックが夜遅くまでや日曜日・祝日に診療してても、そちらに流れることが減るのです。

院長が「ブランドとは何か?」をスタッフに伝える

先日コンサルティングにお伺いした兵庫県の眼科クライアント様にて、ミーティングで院長先生がスタッフ様に向けて「ブランドとは何か?」「当院のブランド戦略とは?」について、しっかりスライドを作り、お伝えされていました。
非常に素晴らしい取り組みです。

「当院もブランド化しよう!」と掲げるのは簡単ですが「当院において、ブランド化するという事は、具体的にどのような事を実践するのか?」を伝え、それを実施する事が最も大切です。

このクライアント様は、近隣に多数の眼科クリニックがある超激戦区ですが、その中でも多くの患者様に選ばれ続ける理由は、この院長先生のスタッフ様に対する姿勢、そして、院長先生の思いを感じ取り、形にしようと意欲的なスタッフ様のお力によるものだと、確信した出来事でした。

院内の掲示板、更新していますか?

ホームページ、手書きの資料など、様々な媒体を通して、クリニックのブランドが高まるような情報発信をしていく必要があります。

その上で意外に盲点になりやすいのが、院内の掲示板です。

もう何年も前から同じ資料が貼られていて、色褪せていたり、所々破れていたりするのはもちろん、3ヶ月以上同じ資料が掲示されたままであると、患者様は「このクリニックは、ずっと同じ資料を掲示したままだな」という印象を持つようにになりますので注意が必要です。

出来れば1ヶ月に1回、クリニックで「掲示板係」という担当を決めて、内容を更新される事をオススメします。

ホームページやブログでも高頻度に更新されているものの方が、閲覧回数が増えます。
それと同じ事ですね。

加速的にブランド構築が実現する方法とは?

ブランド化が加速的に進む取り組みとして、雑誌やテレビなどの「メディアに取り上げられる」というものがあります。

そこまで著名な媒体でなくても、メディアに取り上げられた際にはホームページに「メディア掲載実績」というコンテンツを作り、比較的目立つ位置に設置される事をオススメします。
「当院の顕微鏡のレンズはカールツァイス製の・・・」
「当院が〇月発売号の雑誌に紹介されました」
どちらが患者さんにとってインパクトがある記載かと言うと、断然後者です。

患者さんは医療については素人なので、医療機器や手術の方式を謳っても響きづらいのです。
「あぁ、このクリニックは雑誌に取り上げられる程、有名なのか。それなら信用が出来るのかな」という気持ちになるのです。

より競争の激しい歯科では「如何にして取材に来てくれるネタを作るか」という事まで苦心しなければなりませんが、診療以外の取組みを積極的に行っているクリニックが少ない医科においては、クリニック側から打診するだけですぐに取材に来てくれたり、記事として取り上げてくれる可能性が高いです。

ぜひクリニックのブランド構築のひとつの取組みとして、実施してみて下さい。

院長のブランド=クリニックのブランド

クリニックにおける最大の商品は院長です。誇張はNGですが、如何に院長のキャリアや実績を患者に分かりやすく伝えられるかは、ブランド構築において大切なポイントです。

まず出来る事として、ホームページに使う院長写真は、ぜひプロのカメラマンに撮ってもらう事をオススメします。やはり「餅は餅屋」です。
アマチュアがデジカメで撮った写真と、プロがそれなりのカメラを使って撮影した写真では、質が全く違います。

顔写真のポイントとしては、何と言っても笑顔であるという事です。

ただでさえ、医療機関は行きたい場所ではありません。それに加えてホームページを見た際、院長の写真が暗かったり、マスクをしたままの写真では、更に患者の気持ちは遠のきます。

そこに白い歯を見せ、口角が上がった院長の笑顔の写真が掲載されている事で「この先生は優しそうだから、この医院に行ってみるかー」という気持ちになるのです。

どんな患者にどんな診療をしていきたいのか明確にする

競合クリニックが増えていく中で、ひとつのキーワードは「差別化」です。

「数あるクリニックにおいて、なぜ、何のために当院に来て頂く必要があるのか?」を打ち出したものが差別化となります。

差別化を実現するためには、クリニックのコンセプトを明確にしなければなりません。

・どんな患者に来院して欲しいのか?
・どんな医療を提供していきたいのか?
・来てほしい患者が響くようなメッセージを伝えられているか?
・どんな手段でメッセージを伝えているか?
・院長の考えをスタッフは理解しており、それが行動に表れているか?

などを考え、実践していく必要があります。
一朝一夕にブランドは造られるものではありません。

日々の小さな実践の繰り返しです。
しかし「〇〇と言えば、●●クリニック」というブランドが確立した時、近隣にどんな競合クリニックができたとしても揺るがない、盤石なクリニックが出来上がるのです。

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