身だしなみは非常に主観的になりやすいものです。
例えば「髪の毛の色は暗めにしましょう」という基準であった場合、全てのスタッフが同じ「暗い色」の認識を持っている事はあり得ません。
スタッフAさんにとってはそこまで明るくなくても、院長が見たら「その色はちょっと明るいんじゃない?」などいう事が往々にしてあるのです。
スタッフ教育をしていく上で不可欠なのは「再現性の実現」です。
クリニックは女性職場なので、結婚、妊娠、出産、育児、夫の転勤、家族の介護などの理由で、休んだり、辞めたりするのが前提の組織です。従って「スタッフが入れ替わっても、同じ質の提供を実現する」という意識を持ち続ける事が必要です。
それは身だしなみでも例外ではなく、しっかりと具体的な基準を設定する事が大切です。
これは日本ヘアカラー協会が販売している「レベルスケール」です。このような物を使い「当院スタッフの髪の毛の色は、スケールにおける”6”まで認める」などと明確に基準を設定するのです。