スタッフは「2種類の財布」を持っています。
ひとつは「物理的財布」です。これは給与の事を指します。
平均を大きく下回る給与だったり、本来発生すべき残業代がついてなかったりすると、スタッフはモチベーションが下がります。よって、お金はモチベーションになります。
では、高い給与であればそれでスタッフが満足するかと言うと、決してそんな事はありません。なぜならスタッフはもうひとつの財布である「心理的財布」を持っているからです。
心理的財布とは「私はここに居て良いんだ」「私はこの職場に必要とされているんだ」という感情が湧いて来れば来るほど、次第に貯まっていきます。
その感情を起こす事が出来る簡単な方法が「ありがとう運動」の実施です。
「スタッフにありがとうと言いましょう」などと、とても当たり前の事が書かれているようですが、院長の想像以上に、院長はスタッフに感謝の気持ちを伝えていませんし、スタッフは院長からの感謝の気持ちを欲しています。
今日、院長先生はスタッフに何回「ありがとう」を伝えましたか?
物理的財布と心理的財布、どちらが欠けてもスタッフのモチベーションは上がる事はありません。どちらも満たしてあげる事が大切なのです。