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クリニック経営ブログ

仕事思考と作業思考

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科 耳鼻科 歯科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
医経統合実践会は「スタッフをクリニック経営に巻き込む」を
コンセプトとしたコンサルティングを実施しているので、毎回
スタッフ様と個人面談をさせて頂いています。
そこで「最近のクリニックの様子は如何ですか?」と
お聞きした際に、
「8月は新患が少なかったです」
というお話が出る事があります(これは特に新患に
限った事ではなく、他の内容でも当てはまります)。
そこで私が「それは何が原因だと思いますか?」と聞いた際に
そのスタッフが「作業思考」なのか「仕事思考」なのかが分かります。
「作業思考」というのは「言われた事を言われた通りに
実施しようとする思考」を指します。
一方「仕事思考」とは「言われる前に、或いは、言われた事を
言われた以上に実施しようとする思考」を指します。
もちろん、成長する可能性が高いのは「仕事思考」のスタッフや
仕事思考のスタッフが多く集まるクリニックです。
仕事思考の人は「なぜ、それがそうなったのか?」
「それを今後に生かすために、どうすれば良いのか?」
という事を考えます。
よって、作業思考の人は「なぜ8月は新患が少なかったと
思われますか?」とお聞きしても、あまり良い回答は返ってきません。
一方、仕事思考の人は「これこれ、こういう理由で8月は新患が
少なかったと考えられます。だから9月はこれこれをやろうと思います」
と、話に進展性があります。
医経統合コンサルティングでは、前述した個人面談の他に、
院長先生、スタッフ様のお時間を頂いて、約1時間、ミーティング(講演)を
させて頂きます。
その際に、よくお伝えするのですが、
「新患が少ないです」
「〇〇さんが辞めて、忙しくなりました」
「患者さんが多くて、診療室はバタバタしています」
などの現象は見れば分かります。
大切なのは、その現象を見て
「なぜ、それが起こったのか?」
「それは、どうすれば改善するのか?」
「それを更に結果を出すために、何をしたら良いのか?」
と考え、実践してこそ、それを「仕事」と呼ぶのです。
では、どうしたらスタッフは仕事思考になっていくのでしょうか?
長くなりそうですので、続きはまた次回お伝えします。
この内容がクリニック経営の学びや気付きになられましたら、
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