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クリニック経営ブログ

USPの重要性

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
一蘭.jpg
先日都内でコンサルティング際、お約束の時間まで
余裕がありましたので、「一蘭」(ラーメン屋)に久しぶりに
行きました。
確か初めて行った一蘭は福岡だったと思いますが、
その時の衝撃たるや、今でも記憶に残っています。
おそらく多くの人が一度は一蘭に行った事があると思いますが、
行った事の無い方のために簡単に説明しますと、一蘭はようやく
一人分が座れるスペースの両隣はパーティションで区切られており、
必然的に一人で黙々と食べる形になります。
こうする事で「一蘭の味と向かい合って下さい」という
メッセージが顧客に伝わります。
それが浸透する事によって「一蘭と言えば、あの一人で黙々と
食べるラーメン屋」とか「両隣が区切られているラーメン屋」
という、普通のラーメン屋との差別化が図られるのです。
この「差別化」を専門的には「USP(Unique Selling Proposition)」
と表現するのですが「長所」「独自のウリ」などと表現しても
大差は無いと思います。
このUSPは、クリニックや診療所でも大切な考え方です。
「当院は他のクリニック、診療所と何が違うのか?」
「数あるクリニックや診療所の中で、当院の特徴は?」
「何故、他のクリニックや診療所ではなく、当院に来て欲しいのか?」
これらのメッセージをホームページや医院パンフレット、
小冊子など、あらゆる媒体を通じて伝えていくのです。
それによって「○○クリニックと言えば・・・」という口コミが
患者様の中で起こるのです。
では自院のUSPをどのように見つけるのが良いのでしょうか?
院長が明確なUSPを持った上で開業しているなら、
そのUSPを発信されるのが良いと思いますが、もしUSPを
考えずに開業されている場合に、オススメの手法が、ミーティングの時間を
使って、スタッフに
「患者様にとって、うちのクリニックに来院するメリットって
何だと思いますか?思い付くだけ書き出してみて下さい」
というワークを行うことです。
※もちろん院長とスタッフの間に、ある程度信頼関係が構築
されている事が前提です。「スタッフルームでは、院長や医院に
対する不平・不満・愚痴・文句のオンパレードである」「殆ど
スタッフとコミュニケーションを取る事は無い」というクリニックで
このワークを実施しても、あまり良い意見は出てこないかも知れません。
このワークによって、院長自身も気付いてなかった自院の長所や
独自のウリ、患者様が当院に来院するメリットなどを発見出来る事が
あります。ぜひ、やってみて下さい。
これは医療業界に限りませんが、これだけあらゆる業種が
過当競争になっている現代において、残れる企業というのは
「あれも、これも、それも、何でも出来ます」
という企業ではなく
「あれは出来ません、これは出来ません、しかし、それについては、
どの競合他社にも負けない絶対的な強みがあります」
という企業です。
ぜひ、自院のUSPを見つけ出し、それを多くの媒体で
発信してみて下さい!
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