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クリニック経営ブログ

あなたにとって”暗闇”とは?

クリニック、診療所の経営コンサルティングを実施しています、
内科 眼科クリニックの経営コンサルタント 根本和馬です。
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今日は久々のオフという事もあり、以前から行きたいと思っていた
今話題の暗闇エンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」
(以下、ダイアログ)に行ってきました。
ダイアログ・イン・ザ・ダークについての詳細はこちらです!


このダイアログを簡単に説明すると、
ほぼ完全と言っても良い暗闇を、盲目の方が使われている
白い杖のようなもの(正式名称は白杖(はくじょう)と言います)を
用いて、視覚以外の感覚を使って空間内を体験する
アトラクションです。
このアトラクションには「アテンド」という案内者が
いるのですが、このアテンドは視覚障がい者なのです。
日常では視覚障がい者が健常者の肩や腰を掴んで、
寄り添って歩くイメージがありますが、このアトラクションにおいては
その立場が完全に逆転します。
(私の感覚では)特にこの1年位の間に、参加者の高い満足度と
口コミが口コミを呼び、満席となる回もかなり増えているようです。
例えば女優の南果歩さんも舞台の役作りのために
ダイアログに参加されたり、映画化もされた『悪人』の著者、
吉田修一氏もダイアログについてエッセイに書いたりと
芸能人、著名人の間でも話題のアトラクションなのです。
私が今回ダイアログを体験して最も感じたのは
「障がいって何なんだろうな?」という事です。
私のような(眼が見えるという意味では)健常者にとっては、
眼が見えなくなるなどという事は、絶望的でしかなく「生きていく
意味や希望を失ってしまうのではないか?」と思いがちですが、
アテンド達を見ていると、決してそのような絶望感や悲壮感をそこまで
感じなかったのです。
よくマンガや小説、テレビなどで「眼が見えなくなっている分、聴覚や
嗅覚など、別の感覚が鋭敏になる」というのは、私は本当なんだなと感じました。
と言うのはアトラクションの中で、アイスを食べる場面があるのですが、
このバニラアイスの濃厚なこと。
これは何もこのダイアログでしか食べられない特別な銘柄のアイスではなく、
コンビニなどで普通に売っているハーゲンダッツのバニラ味なのです。
もちろん私もこれまでに何度か食べています。
しかしハーゲンダッツのバニラ味がここまで濃厚だと思ったのは、
初めてです。見えていないだけに、他の感覚が鋭敏だったのだろうと
思います。
最後にアンケートに「あなたにとって”暗闇”とは?」という
問いがあるのですが、そこに私は
「想像以上に、絶望的ではない世界」
と書きました。
それにしても、とても貴重で素晴らしい体験が出来ました。
このようなアトラクションが世の中に受け入れられ、多くの人が
参加しているというのは、本当に素晴らしいと思います。
ぜひ皆さんも機会がありましたら、ぜひ参加されてみては
如何でしょうか?
特に眼科で働くスタッフには、院外研修の一環として
参加してみるのも、とても面白いと思います。
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