2012年9月 個人面談を実施する - 眼科の医院経営を活性化する手法

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眼科の医院経営を活性化する手法

2012年9月 個人面談を実施する

眼科医院経営活性化手法 2012.09
テーマ「個人面談を実施する」


多くの医院では、スタッフが入社してから退職するまでの期間で、
2回しか個人面談をしません。

1回目は入社面接です。「医療機関で働いていた経験はあるか?」
「なぜ眼科を選んだのか?」などの志望動機を聞き、
採用・不採用を決める面談です。

では2回目の面接はいつに実施されるかと言うと、ある日突然スタッフから
「先生、ちょっと良いですか。私、医院を辞めたいんですけど...」という
退職に関する面接です。


診療中は文字通り「診療をしている時間」ですから、スタッフとなかなか
コミュニケーションが取れません。

しかしスタッフは院長や医院に対して、思い悩みながら
仕事をしている可能性もあります。

最も不幸なのは、スタッフのその悩みが、全くの誤解や勘違いであるという場合です。
「辞めたいんです」というスタッフに対して理由を聞いた際「先生が言った言葉に、
凄くショックを受けました」などと言われ

「えっ!?そんな風に考えてたの?そんなつもりで言ったんじゃないのに...」と
肩を落とされたご経験も少なからずあるのではないでしょうか。


この時点で「いやいや、それは誤解だよ」と伝えても、既に気持ちは
退職の方向に向いているだけに、そこからまた「明日も仕事頑張ろう!」
というモチベーションに回復させるのは、至難の業です。


これまで1,000人以上のスタッフと面接をしてきて確信を持って言える事は、
前日までやる気のあったスタッフが、翌日から大きくモチベーションが
下がっているという事は、殆ど無く(プライベートで何かショックな
出来事があった場合は除きます)、モチベーションは徐々に下がっていくのです。


スタッフが退職するプロセスを簡潔に表現するなら「医院(院長)に疑問を持ち、
疑問が不安へと変わり、不安が不満になり、退職していく」という事です。


スタッフとの個人面談は、「疑問」というレベルで改善、解決するために
不可欠な取組みですので、ぜひ実施して下さい。


個人面談は私のクライアントでは1ヶ月に1回実施されている医院もありますが、
それはかなりハードルが高いので、3ヶ月に1度程度が妥当だと思います。

歯科ではむし歯や歯周病の原因となる歯石やバイオフィルムを取り除く
定期検診を3ヶ月~半年に1度実施していますが、スタッフの「心の歯石」を
取り除いてあげるためにも、3ヶ月に1度は実施される事をお勧めします。


「今後、当院がより良くなっていく上で、スタッフの皆さんに3ヶ月に1度、
面談を実施したいと思います。テストや評価ではありませんので安心して下さい。
尚、面談時間ですが、申し訳ありませんが、診療時間外に15~20分程度実施します」


というアナウンスと共に、事前に「Aさんが〇月●日の□時から面談」という
形で決めておく事が大切です。スタッフの予定を把握しないまま、突然
「じゃあ、今日面談やるから」と実施してしまうと、それ自体が「疑問→不安→不満」の
プロセスを辿ってしまいますので、本末転倒です。

面談では「最近、仕事をしていて困っている事や悩んでいる事は無いか?」
「スタッフにとって、更にやりがいのある職場になったり、今まで以上に
患者様が満足して頂けるクリニックにするために、どうすれば良いと思うか?」
「〇〇さんから見て、当院の問題点や改善点は何か?」などを聴いてみると良いです。

それだけでなく、院長から「最近検査が早くなったね」「患者様への声掛けが素晴らしいよ」
などの褒め言葉があると、モチベーションが上がりますので、ぜひやってみて下さい!