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2013年3月 「このスタッフ、まだこんな事も出来ないのか!」と思った場合

これまで多くの院長先生のお話を聴いていますが、表題にある


「"このスタッフ、入社してからもう1年以上経ってるのに、
こんな事も出来ない(分かっていない)のか!"と思う事があった」


というお悩みは、特に良く聴く内容です。このような悩みを改善する方法は、大きく3つあります。


1.教育カリキュラムを作成する


前述した「入社してからもう1年以上経ってるのに、こんな事も出来ない」というのは、ひとつの問題を抱えており、スタッフも同じように思っている訳では決してないという事です。

つまり院長が「A」という検査技術をスタッフが習得する上で「3ヶ月もあれば十分に習得出来るだろう」と思っていたとしても、スタッフが同じように「3ヶ月もあれば十分だ」とは必ずしも思っていない、つまり価値観に差が生じている事が問題なのです。

このような価値観の差を生まないためには、該当職種の業務を箇条書きで挙げて、例えば「3ヶ月間の試用期間で習得したい業務一覧」のようにしても良いですし、書き上げた業務内容を「入社1ヶ月目」「2ヶ月目」「3ヶ月目」という形で1ヶ月毎に分けるのも良い思います。

このように「当院で働く上では、入社してこの位までの間に、これらの業務を習得する事が必要ですよ」というのが明確になっている教育カリキュラムがある事で、院長とスタッフの間に価値観の差が生まれるのを防ぐのです。


2.テストを実施する


人間は基本的に弱い生き物ですから、甘きに易きに流されるものです。ここでは何が言いたいかと言いますと、


「テストがある事で、必然的に追い込まれるので、練習や勉強するようになる」


という事です。

小学校でもテストがあります。もし「じゃあ、みんな、ここまで先生が教えたところ、各自で一生懸命勉強して下さいね」と言うだけでテストが存在しなかったら、小学生の学力レベルはどうなっているのでしょうか?

換言すれば、区切り毎にテストが存在し、点数や順位が明確に表れる学習システムだからこそ、多くの学生は勉強に対して意欲的(やらされ感がある学生もいますが)になったのではないでしょうか。

3.練習、勉強の時間を明確に定める


多くのスタッフは「時間があったら、練習(勉強)します」と言いますが、本来時間というのは「ある」「なし」で考えるものではなく「作る」「作らない」で考えるものです。

よって「時間が無いから勉強出来ていない」のではなく、「時間を作っていないから勉強出来ていない」のです。

であれば、方法は簡単で、例えば「毎週水曜日のお昼13時~14時は練習(勉強)の時間」と、明確に決めてしまえば良いのです。こうする事でやらざるを得ない状況に追い込まれます。

最後に、この3つ方法全てに対して言える事は「必ずスタッフと話し合い、これらの取組みにスタッフを巻き込んでいく」という事です。

ある日突然スタッフに「うちの医院では毎週水曜日のお昼13時~14時は練習(勉強)の時間という形に決めたから」などと一方的に言ってしまうと「何でそんな事を勝手に決めるんだ」と思われ、全く機能しなくなりますので注意が必要です。


4月から新人が入社するクリニックも多いと思いますが、ぜひ今回お伝えした3つの取組みを参考に、充実した教育制度を構築してみて下さい!