2013年2月 スタッフの業務を分散したい場合 - メールマガジン

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2013年2月 スタッフの業務を分散したい場合

開業当時はスタッフが3~4名だったクリニックも、順調に患者様が来院されれば、次第に規模も大きくなり、スタッフ数も増えていきます。

そこで課題となってくるのが


「スタッフの"非当事者意識"が強化される」


という事です。「非当事者意識」とは


「これは私の仕事じゃない」

「きっと〇〇さんがやってくれるだろう」

「私は受付(看護師)じゃないから、関係ない」

「何で私がこの仕事をやるのか?〇〇さんがやれば良いのに」」


などの意識を指します。

尚、非当事者意識の逆の考え方である「当事者意識」とは「職種や立場に関係なく、医院で起こっている全ての出来事は自分に関係がある」という意識を指します。

当然、当事者意識が強いスタッフが多いクリニック程、医経統合が実現するのですが、これは一朝一夕に実現する訳ではありません。

スタッフの非当事者意識が強化されてくると、気付き能力が高かったり、行動が早いスタッフ、所謂「仕事の出来るスタッフ」に次々と業務や依頼事が集中し、逆に「仕事の出来ないスタッフ」はそれを遠くから見ているという現象が顕著になります。

これは正に、火事が起こっている時の現象に似ています。目の前で火事が起こっている時、その場に居合わせた人が、2~3人の少数であれば、それぞれが力を合わせて、迅速に消火活動にあたるものが、10~20人と人が増えていく事によって消化活動に積極的な人もいれば、遠くから眺めているだけという人も出てきます。

このように、仕事の出来るスタッフに業務が集中してくると、次第に「何で私はこんなに仕事をしているのに、〇〇さんと同じ給料なんだろう?」と、仕事の出来ないスタッフだけでなく、院長(医院)に対して疑問や不満を持つようになります。


このような事態を改善するひとつの方法は「責任の所在を明確にする」という事です。


例えば「トイレ掃除」であれば、

月曜日・・・Aさん

火曜日・・・Bさん

水曜日・・・Cさん


と、スタッフ毎に業務分担を明確にするのです。

この方法であれば、月曜日にトイレ掃除が出来ていなかった場合、Aさんに指摘すれば良いですし、Aさん自身もそれを理解していますから、ちゃんと自分の役割を全うするようになるのです。


思えば、小学校の頃に「給食当番」という形で教室の後方にあった掃除道具などが入っているロッカーに模造紙で作られた円の表が貼ってありましたが、あの取り組みも


「今日は自分が給食当番だから、給食を教室に持ってこなくちゃ」


と、生徒に当事者意識を持たせるのが目的だったのですね。