2012年7月「スタッフが退職する上で、心掛けたいこと」 - メールマガジン

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2012年7月「スタッフが退職する上で、心掛けたいこと」

これまで200医院以上をコンサルティングしてきて痛感すること、
それは「クリニックは女性職場である」という事です。

院長が「このスタッフは出来るだけ長く働いて欲しい」と
願ったとしても、

・結婚
・妊娠
・パートナーの転勤
・家族の介護

などなど、様々な理由によって、多くのスタッフは
退職(或いは休職)していきます。

そこで大切なのは「辞める事が決まっているスタッフに
どう接していくのか?」という事です。


いくつか注意点があるのですが、そのひとつに「スタッフからの
退職の要請を受け入れないこと(退職届をいつまでも受理しないこと)」
があります。

おそらく該当スタッフは、他のスタッフに対して「院長が
いつまで経っても、退職届を受け取ってくれなくて、困っているんだよね」
と、マイナスの感情をぶつけていると思います。

この事によって、医院全体の雰囲気や士気が下がるというのも
マイナス要因なのですが、もっと具体的に言うと、既存スタッフが


「自分が辞める時に、院長に同じようにされるかも知れない」


と、思うようになります。


これは男性と女性の性別の違いによる、役割の違いですので、
どうしようも無い事ですが「この仕事を一生続けます!」と、思い続ける
スタッフはどちらかと言うと少数で、多くのスタッフは

「結婚するまで続けられれば良い」
「子供が出来たら、しばらく仕事は休んで子育てに集中したい」
「子供が大きくなったら、どこかでパートでも出来れば良いかな」

と思っています。つまり多くのスタッフは「一度辞める(或いは休む)
事を前提に仕事をしている」のです。

以上の理由から、いつまでも退職届を受理しないでいると、
辞めるスタッフ以外のスタッフも「もし自分が辞める時に、
退職届をいつまでも受け取ってくれなかったら、どうしよう...」
というマイナスな感情を強化させますので、くれぐれも注意が必要です。


また「退職する事が決まった途端に、冷たく接する」というのも
同じ理由から、注意が必要です。


私も経営者ですから分かりますが、どのような理由にせよ、
これまで手塩にかけて育てたスタッフが、退職するのは、
非常に残念ですから、その気があっても、なくても、つい「どうせこの
スタッフは辞めるんだから...」という気持ちになってしまうのは、
非常に共感出来ます。

しかし、そこをグッとこらえて、後に残されたスタッフが「自分も
辞める時に、院長にこんなに冷たくされるのかな...」と思わないためにも、
辞めるスタッフに対しても、これまで通り、普通に接する事が大切です。


最後に、これはとても良い例ですが、先日クライアント様で
約10年勤務したスタッフが、出産のために退職されました。

その際、10年間に渡って撮り続けてきた、このスタッフが
写っている写真を、1冊のアルバムにして渡していました。

多くの人は、生後から今までの間、記念写真を撮り溜め、
アルバムにしています。

そういう意味でも、クリニックで働いた歴史の証明として、
このアルバムは非常に喜ばれますし、その後入社したスタッフが
そのアルバムを一緒に見た時に、

「私が入る前のクリニックって、こんな状態だったんだ」

と、とても新鮮な気持ちになりますので、この取り組みは
凄くオススメです!

ぜひやってみて下さい!