2011年6月 スタッフと個人面談を実施する場合 - メールマガジン

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2011年6月 スタッフと個人面談を実施する場合

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Q.スタッフと個人面談を実施する上での注意点とは?
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多くのクリニックでは、ひとりのスタッフに対して、
2回しか面談を実施していません。

1回目は入社面接。そして2回目は

「先生、ちょっと良いですか...」

とスタッフから退職したい旨を告げられた時。


これまで1000人近くのクリニックで働くスタッフを見てきましたが、
比較的やる気があるスタッフが、いきなり翌日に「先生、ちょっと良いですか...」と
退職していく訳ではありません。

退職へのプロセスは「疑問→不安→不満」です。
不満の最終形が退職なのです。

これは換言すれば「退職を防ぐためには、疑問のレベルで
解消する事が大切である」という事です。

ではどうすれば、疑問のレベルで解消する事が
出来るのでしょうか?

その方法のひとつが「スタッフと定期的に個人面談を実施する」
という事です。

以下に個人面談を実施する上でのポイントをお伝えします。


ポイント1:定期的に実施する


このメールマガジンを読まれるような経営に対する意識の高い先生の
クリニックならば、診療もかなりお忙しい状況だと思いますが、個人面談は
出来れば1ヶ月に1回、間隔が空いても3ヶ月に1回は実施される事を
オススメ致します。

「このスタッフは問題無さそうだから良いだろう」ではなく、
問題が発生する前、悪化する前に、解消する事が大切ですから、
そういう意味でも、個人面談の頻度は高い方が良いです。

尚、定期的に実施するためにも、「毎月第4月曜日の14時~15時は個人面談」
という形で、しっかりと個人面談の時間を予め確保しておく事が大切です。


ポイント2:「話す」よりも「聴く」姿勢が大切


個人面談は決して「スタッフを説教する時間」ではありません。

「このスタッフ、最近やる気無いんだよ!だからこの前は
あの機械を壊すし、あんなミスもしたし、ここでいっちょ性根を
鍛え直してやる!」

という姿勢で面談をしてしまうと、このスタッフとの
信頼関係は崩壊し、その後、スタッフが面談に応じてくれる事が
無くなってしまいますので、くれぐれも気を付けて下さい。

診療や経営に対して情熱的な先生であればある程、
「伝える」という事に重点を置いてしまいがちですが、むしろ
大切なのは「聴く」という事です。

どんな事を聴いたら良いのかと言うと


Q1.最近の医院の様子は○○さん(スタッフの名前)の
目から見て、どうですか?


Q2.○○さんは今仕事で悩んでいる事はありませんか?


Q3.○○さんから見て、当院が患者様の更なる満足度の向上や
医院の発展・成長のために、どんな改善点や、どんな事を実施したら良いと
思いますか?


Q4.(Q3の回答を受けて)それが実現するためには、○○さんは
どのような事で、力になってくれますか?


このような質問をされると良いです。

これに加えて、院長先生が「うちの医院をこんな医院にしていきたい!」
「うちで働くスタッフには、こんなスタッフになってほしい」という事を
伝えられたら良いと思います。

しかしそれはあくまで「聴く姿勢」あっての事であるという事を
ぜひ忘れないで頂きたいと思います。


ポイント3:「コーチング」を勉強する


「ポイント2」に通じる話ですが、聴く面談を実施する上で、
ぜひ「コーチング」を学ばれる事をオススメします。まずはコーチングに関する
書籍を読まれてみて下さい。

私が読んだ中で、オススメのコーチング本はこちらです。

◆人を育て、動かし、戦力にする実戦コーチング・マニュアル―すぐに使える260フレーズ!
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あらゆる取り組みで同じ事が言えますが、いきなり素晴らしい面談が
実施出来る訳ではありません。

「○○さんは全然話してくれなかったな...」

「つい自分が色々と話してしまった」

という反省が残る事と思います。
しかしその積み重ねで、必ず良い個人面談が実施出来る日が来ます!

頑張っていきましょう!