2011年2月 スタッフが喫煙している場合 - メールマガジン

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2011年2月 スタッフが喫煙している場合

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Q.スタッフが喫煙している場合
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患者様に対して健康に過ごすためのアドバイスをする立場である
医療従事者が喫煙しているというのは、非常に良くありません。

医療の分野に限った事ではありませんが、説得力というのは
自分の行動に比例して強化していきます。

例えば私はコンサルティング、セミナーなど、あらゆる場面で
「本を読まない人生は不毛な人生だ。たくさんの本を読んだ方が良い」と
熱弁します。

その言葉が相手に伝わるのは、それは私がこれまで
数多くの本を読み、数多くの実践を積み、数多くの実績を
上げてきた経験があるからなのです(もちろん、まだまだですが)。

そのような背景があるからこそ、自信を持って
読書の重要性を心から熱弁出来るのです。

そしてそのような心からのメッセージでないと、決して
相手に伝わらないのです。

人前で話をする事も仕事のひとつであるから、尚更そのように
感じるのかも知れませんが、「言う」という事と「伝わる」という事は
意味合いが全く異なります。

そして人に伝わるメッセージというのは、そのメッセージを
自分自身が体現しているものだけなのです。

だからこそ、患者様に対して「喫煙は身体に害を及ぼしますので、
控えた方が良いですよ」というアドバイスをする立場である医療従事者は
喫煙してはいけないのです。

「喫煙してはいけない」と言っている側が喫煙しているというのは、
「本を読みなさい」と言いながらも、実は私が殆ど本を読まない、というのと
全く同じことなのです。それ位、説得力が無いのです。

既存スタッフの中で、喫煙者がいる場合には、
このようなメッセージを織り込みつつ「少しずつ止めていこうね」と
伝えてあげる事が大切です。

いきなり煙草を取り上げるような真似をすると、
信頼関係の崩壊に繋がりますので、注意が必要です。


やはり一番良いのは「喫煙している人は採用しない」という事です。
喫煙している既存スタッフの煙草を止めさせるよりも、元々喫煙していない
人材を採用する方が、遙かに労力を使わずに済みます。

ホームページの求人ページに「喫煙している方は当院では
働く事が出来ません」という文言を書き、採用面接の時点で、
しっかりと口頭で確認します。

「ホームページにも書いてありますが、当院では喫煙している
人は働く事が出来ませんが、○○さんは喫煙はされていませんか?」

との問いにYesならば、その件に関してはクリアですし、
Noならば「もしも採用になったら、煙草は止めて頂きますが大丈夫ですか?」
と確認し、Yesならば、その件に関してはクリアですし、
Noならば不採用というシンプルな話です。


問題なのは「煙草を吸っていない(或いは、当院で働くにあたって
煙草を止めます」と言っていたスタッフが、実は喫煙していた場合」です。

非常に悲しい事ですが、このような事がたまにあります。

私も煙草を吸いませんのでよく分かりますが、煙草を吸っていない人
というのは、煙草の匂いがとてもよく分かります。逆に煙草を吸っている人は
煙草の匂いが分かりにくいのです。

つまり煙草を吸っていない院長や既存スタッフは、実は新人が
煙草を吸っていたとしても、すぐ分かるという事です。

実際私のクライアント様の例でも、院長自身が気付く場合もありますし、
既存スタッフから「○○さん、煙草を吸っていないと言っていますが、
出勤してきた時に、煙草の匂いがしますよ」などの訴えで判明します。

そのような事実が判明した場合、すぐに問いただす必要があります。
このような問題は、先送りにしてはいけません。

医院にチーフがいるならチーフが、チーフがいないなら院長が
すぐに新人を呼び出し「スタッフから"○○さんは出勤時に煙草の匂いがする"
という報告を受けているが、本当に煙草を吸っていないか?」と
確認し、本当に吸っていないなら、それは信じるしかありませんが、
もし実は吸っている場合には、

「面接時に伝えたように、当院では喫煙する人は働く事が出来ません。
もし今後も○○さんが当院で働く事を希望するなら、煙草は止めてもらいます」

と、はっきり伝える事が大切です。
その言葉で改心し、煙草を止めたらOKですし、
止められないのであれば、試用期間中に辞めて頂くという事です。

※試用期間中とは言え、解雇は解雇です。正当な理由による
正式な手続きを踏まずに解雇してしまうと、トラブルになる可能性が高いです。
独自に判断せずに、社会保険労務士などにご相談下さい。


医院の理念、信念を貫くために、言うべき事は、
しっかり言うという姿勢が大切です。

その姿勢が医院の歴史を作っていきます。