2010年8月 スタッフのモチベーションが低い - メールマガジン

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2010年8月 スタッフのモチベーションが低い

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Q.スタッフのモチベーションが低い・・・
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A.スタッフのモチベーションを上げる有効な方法のひとつが
「他院に見学に行く」ということです。

私が講師を務める「歯科医院新人スタッフ育成塾」では
毎回、実際に歯科医院で働いているスーパースタッフがお話される
「ゲスト講師の話」という講座があるのですが、このゲスト講師のお話が
育成塾全体を通して、最も参加者に響くと言っても過言ではない
影響力があります。

それだけ、似たような環境、経験をしている人の話は
影響を受けやすいのです。

そう考えると「他院に見学に行く」という事も、
育成塾の「ゲスト講師の話」と同じような効果が期待出来ます。

つまり他院に見学に行き、そこで頑張っているスタッフの姿を
見る事で「私も頑張っているつもりでいたけど、こんなに
頑張っている人もいるんだな!」と思いやすいという事です。


以下より他院に見学に行く上でのポイントを
お伝えします。


1.なぜ他院に見学に行くのか?理由をしっかり伝える


これは見学に限った事ではありませんが、新しい取組みを
実施する際には

「何のためにやるのか?」
「それをやる事で、どんな良い事があるのか?」

を、スタッフに分かるように明確に伝えることです。

・当院では当たり前に実施している事も、他院では当たり前ではないと思う
・自分の医院の事しか知らないと、視野が狭くなってしまう
・他院で頑張っている院長先生、スタッフを見る事で刺激を受けたい

などの内容を織り交ぜながら、院長先生の言葉で
伝えて下さい。


2.見学医院の良い点を学ぶ


まれではありますが、他院に見学に行った際に

「あの医院の滅菌方法はどうかと思う」
「この職種にここまでやらせて良いのか」
「うちの医院の方が忙しいし、頑張っている」
「あの医院は、院長が素晴らしいから、良い医院なんだ」

などの感想を持つスタッフがいますが、これでは全く
見学した意味がありません。

これまで数多くの医院のコンサルティング、経営相談を
実施してきましたが、問題の無い医院、課題の無い医院など
存在しません。

どれほど著名な医院でも、成功している医院でも
問題や課題は必ずあるのです。

見学に行った際は、そのような問題や課題を見つける事に
意義があるのではなく

・見学医院で実施している素晴らしい取組み
・見学医院で実施している取組みの中で、当院でも導入したい取組み
・当院が、見学医院のようになるためには、何が必要なのか?

このような点を見学したり、学ぶ事が大切なのだという事を
予めしっかり伝える必要があります。


3.見学医院からどんな事を学びたいのか?予め質問を用意しておく


意識していることほど関係する情報が自分のところに
舞い込んでくるようになるということを「カラーバス効果」と言います。

つまり「今度見学に行く医院から、●●と○○について
学んでこよう!質問しよう!」と思っているスタッフの方が
見学医院から学べる事が多いのです。

どこまで回答してくれるかは見学医院の考え方にもよりますが、
私のクライアントでは、見学に行く数日前に、

「当日は●●や○○について、教えて頂きたい、
学ばせて頂きたいと思っています」

という旨を、メールやFAXで見学医院に
伝えている医院もあります。

見学医院からしてみても、自分の医院から何を学びたいのかという事が
不鮮明であるよりも「この医院は、当院から●●を学びたいと思っているんだな」
という事が分かっている方が、それに対する明確な回答を用意しておくなど、
より良い準備が出来ます。

つまり予め質問を用意しておくという事は、見学医院にっても
ありがたい事なのです。

見学する側にとっても、見学を受け入れる側にとっても
有効なこの方法、実施しない手はありません。


4.見学医院から学んだ中から、当院では何を実施するのか、具体的に決める


これが他院に見学に行くという事で、最も大事だと言っても
過言ではありません。

「あの医院は凄かった」
「とても勉強になった」

このような感想だけで終わってしまっては、医院見学をした意味が
半減以下になってしまいます。

大切なのは、見学した事によって「当院で何をいつから、
どんな形で実施するのかを具体的に決める」という事なのです。

私のクライアントの多くは、見学したその日に
上記内容を決めるためのミーティングを実施しています。

見学医院が遠方であった場合にも、帰りの新幹線で
ミーティングを実施しているクライアントもいます。


5.見学医院にお礼を伝える


日々の診療だけでも大変なのに、それに加えて他院から
見学を受け入れる訳ですから、見学医院は相当気を遣っています。

このように時間と労力を、自分の医院に
使ってくれている訳ですから、見学後すぐに
お礼を伝える必要があります。

そしてそのお礼の中で、見学医院にとって最も嬉しいことが、
「自分の医院を見学した事によって、医院がもっと良くなること」です。

そのような嬉しい報告が出来るためにも、今回お伝えした内容を
実施し、見学医院から最大限の学びと気づきを吸収して下さい!