ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造 - クリニック経営に関するおすすめ書籍

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クリニック経営に関するおすすめ書籍

2016/09/19
ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造


本屋に行けば、著者が成功体験を綴った書籍が所狭しと
平積みされています。

成功体験を学び、自身に活かすという事はとても
大切です。

しかしその一方で、他者の失敗体験を学び、自身の失敗を
防ぐ、もしくは被害を最小限に抑えようとする努力も、同じくらい
大切です。

そういう意味で、本書は非常に勉強になりました。

何をもって「ブラック」「ホワイト」と表現するかは、その人の
価値観、仕事観によって大きく変わってきますので、簡単に評価
出来ない点が、この課題を複雑にしている要因です。

しかし私が本書を読んで再確認したのは「誰もが渡邉美樹氏のように
高い志で仕事をしている訳ではないのだ」という表現です。

企業規模にもよりますが、クリニックのような規模であれば、
当事者意識が最も高いのは院長です。

そして院長(医師)は、小さい時からこれ以上ない位の
努力と競争を勝ち抜いて(本人にその気持ちがあるかどうかは
ともかく)、医師になっています。

これらの理由から、ついつい

「何でこんな事分からないんだ!?」
「何でこんな事に気付きかないんだ!?」
「何でこんな簡単な事が出来ない(分からない)んだ!?」

と思い、時にそれを口にしてしまいますが、それらの
積み重ねが、知らず知らずのうちにスタッフを追い込み、
結果的に退職に繋がる事があります。


iPhone待受け画面.PNG

これは私にも同じ事が言えて、例えば私は自身のモチベーションを
上げるために、ケータイの待ち受け画面をイチロー選手にしていますが、
この手法は私からしてみたら

「こんな手軽にモチベーションが上がるきっかけになるんだから、
仕事のやる気があれば、すぐ出来る事だろう」

と思ってしまいがちですが「別にそこまでして仕事を
頑張りたくない」という人だって、確実にいるわけです。

今は冷静な心境でこの文章を書いていますから、こう書けますが、
怖いのは自身のモードが仕事バリバリモードに切り替わった時です。

そういう自分を自覚していますので、これはやってみて結果的に
分かった事ですが、スタッフブログを私が読む事で

「私は経営者だから、仕事への情熱はハンパないし、色々なところに
センサーが働き、結果気付く事が多いけど、メンバーは会社を出れば
奥さん業、お母さん業を頑張っているんだな。

そんなメンバーに私の仕事観を求め過ぎる事は、結果的にメンバーに
プレッシャーを与える事になるんだな」

と、良い意味でブレーキを踏ませてくれます。

弊社メンバーのプライベートが楽しく表現されているスタッフブログはこちらです。私のブログよりも読者の皆様に人気かも知れません(笑)


本書は院長先生はもちろん、仕事観が高いリーダースタッフにも
ぜひ読んで頂きたい一冊です。

「もしかしたら、気付かぬ間に自分の仕事観はメチャクチャ
高くなっていたのかも知れない。

スタッフはスタッフで、一生懸命努力しているんだから、成長を
待つのも大切だな」

と、本書を読んで再確認して頂ければ嬉しいです。

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